アラッド、ボール、コノリーの3人はいずれも、ゼルダ実写化に関わると聞いて期待が高まるような人物ではない。そもそもゼルダは実写化がほぼ不可能にも思える作品なので、このプロジェクトは未知の領域ではあるのだが、それでも任天堂によるこの人選は異色に思える。
ただ、『ミニオンズ』を制作したイルミネーションが『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を手がけることが発表された際にも、同じような懐疑的な見方があった。だが、完成した映画はまずまずの出来で、全世界で10億ドル(約1500億円)以上の興行収入を稼ぎ出した。おそらくゼルダも、同じ道をたどるだろう。マリオと同じように、まずまずの出来となり、10億ドルを稼げることはほぼ間違いない。それが、任天堂が持つ力なのだ。
製作陣の人選については不安が残るものの、次に注目されるのは、主人公であるリンクとゼルダを演じる俳優や、シリーズの中のどのストーリーを描くかだ。ただ、その情報が公表されるのはだいぶ先になるだろう。
(forbes.com 原文)