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2023.11.07 13:15

ジェフ・ベゾスがフロリダの「超富裕層が暮らす島」に移住

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アマゾンのCEOを約2年前に退任したジェフ・ベゾスは11月2日、30年近く暮らしたシアトルを離れ、マイアミに引っ越すとインスタグラムで発表した。世界第3位の富豪である彼は、マイアミ・デイド郡のプライベートアイランド「インディアン・クリーク」に、この5カ月で2軒の物件を購入した。

インディアン・クリークは広さ294エーカー(1.2平方キロ)の人工の島で、インディアン・クリーク・アイランド・ロードと呼ばれる道路沿いに41戸の家が並んでいる。この島の人口は直近のデータでわずか84人で、その中には多くの著名人やビリオネアが含まれている。ベゾスはこの土地に、オフマーケットの取引で6800万ドル(約102億円)の豪邸を購入し、その隣にある7900万ドルの家も購入した。

ベゾスは、インスタグラムの投稿で「私は、両親や恋人のローレン(・サンチェス)の近くにいたいし、マイアミが大好きだ」と書いている。高校時代をマイアミで過ごした彼の両親は現在、マジックシティに住んでいるという。

ロケット会社ブルーオリジンの創業者でもあるベゾスは、同社の事業の多くがフロリダ州中部のケープ・カナベラルに移りつつあることにも言及した。「この移転はエキサイティングなことだが、エモーショナルな決断でもある」と彼は投稿で述べた。

彼の最新の邸宅は7ベッドルーム、14バスルームで、一方は海をもう一方はゴルフコースを見下ろしている。ベゾスは2020年にもビバリーヒルズの豪邸を1億6500万ドルで購入しており、ワシントンD.C.やマンハッタン、マウイ島にも邸宅を所有している。彼が2010年に購入したシアトルの2つの邸宅は、まだ売りに出されていない模様だ。

ベゾスの引っ越しは近年、税制の優しいフロリダ州への億万長者の移住が相次いでいることの最新の事例といえる。過去20年間で、フロリダ州に主な住居を構えるフォーブスの400人の富豪リストのメンバーは46人に倍増した。ベゾスの引っ越しで、その数は47人に増加した。

私設警察が24時間体制で警備を行う「世界一排他的な島」と呼ばれるインディアン・クリークでは、他に、元NFL選手のトム・ブレイディや、投資家のカール・アイカーン、ジャレッド・クシュナーとイバンカ・トランプ夫妻らが豪邸を構えている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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