スピアーズの回顧録は、発売前からアマゾンのベストセラー入りしていた。出版元のギャラリー・ブックスが1日発表したところによると、ミシェル・ウィリアムズがナレーションを担当したオーディオブックも含む全フォーマットでの売上は計110万部に上った。
発売の数日前には、ジャスティン・ティンバーレイクとの交際、精神的な問題、自身の自由を奪ってきた後見制度に関する部分の抜粋が米誌ピープルによって公開されたが、それ以外に通常のプロモーションは行われなかった。
回顧録が1週間で100万部を売り上げることはまれ。ヘンリー王子の『スペア』は初週で160万部を売り上げ、今年最も売れた本となっている。他にも、バラク・オバマの『約束の地』(初週170万部)、ミシェル・オバマの『マイ・ストーリー』(140万部)、ドナルド・トランプの姪メアリー・トランプの『世界で最も危険な男』(135万部)などが大ヒットを記録している。
各メディアは、スピアーズが『ウーマン・イン・ミー』で稼いだ金額を1250万~1500万ドル(約18億~22億円)と推定。フォーブスは2021年、スピアーズの保有資産額を6000万ドル(約90億円)と推定している。
NBCニュースによると、米国では回顧録の発売初週、スピアーズの楽曲のストリーミングは24%、アルバム売り上げは61%、デジタル売り上げは49%、それぞれ増加した。
ウィリアムズのナレーションも広く賞賛され、米誌バニティ・フェアはグラミー賞の候補となる可能性があると書いている。ギャラリー・ブックスによれば、オーディオブック版『ウーマン・イン・ミー』の販売ペースは同社史上最速となっている。
(forbes.com 原文)