中国BYDの四半期利益が過去最高の2000億円超え、株価は1年で23%高

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ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイが支援する中国の電気自動車(EV)メーカーBYDは、10月の新エネルギー車の販売台数が前年同期比39%増の30万1833台に達したと10月31日に発表した。

BYDの今年1~10月の販売台数は、中国経済の緩やかな改善やパンデミック関連の封鎖によるサプライチェーンの混乱が収まったことを受け、前年同期比70%増の230万台に上昇した。香港市場に上場するBYDの株価は、ここ1年で約23%上昇している。深圳に本社を置く同社の時価総額は910億ドル(約13.7兆円)で、GMとフォードの合計を上回っている。

BYDは30日、第3四半期の純利益が前年同期比82%増の104億元(約2140億円)と過去最高になったと発表した。この金額は同社が10月初めに発表した予測と一致した。売上高は38.5%増の1622億元だった。

BYDの事業全体は競合企業よりも多角的で、携帯電話部品や太陽光発電パネルも製造している。同社の顧客にはデル、アップル、シャオミ、ファーウェイが含まれる。バークシャー・ハサウェイは約6%のBYDの株式を保有している。

BYDの王伝福会長の保有資産を、フォーブスは174億ドルと試算している。

カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、先週の訪中でBYDの施設を訪問し、一部の議員から批判を浴びた。BYDは同州で電動バスの工場を運営している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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