この新たな車両は今年初めに試験的に導入され、現在はサンフランシスコとシカゴで専用アプリから利用できる。ライムのジョー・クラウス社長は、この車両で、「マイクロモビリティをより親しみやすいものにする」と述べている。
「新たなデザインは乗車時の快適性を高め、収納スペースを追加したことでより多くのニーズに対応可能になった」と彼は続けた。
ライムの市場調査によると収納スペースの有無は、消費者がマイクロモビリティの車両を選ぶ際の重要な要素とされるが、従来の立ち乗り式の電動キックボードには、収納スペースが設置されていない。同社は、新たな車両が、高齢者や体が不自由な人々など、既存の電動キックボードやEバイクを利用できなかった人々にもアピール可能だと考えている。
「手頃な価格のサステナブルな移動手段へのニーズは普遍的なものだが、ユーザーは異なるニーズや好みに対応する選択肢を求めている。より多くの人々が車からマイクロモビリティに移行することは、都市をより安全で、住みやすい場所に変えることにつながる」と、ライムの政策責任者のジョシュ・メルツァーは述べている。
Gen4 Seatedは、車輪を大きくし、ベースボードを低くして安定感を高めているという。
ライムは先日、今年上半期のグロスブッキングが前年同期比45%増の2億5000万ドル(約378億円)に達したと発表した。同社は間もなく上場へのプロセスを開始すると見られている。
(forbes.com 原文)