ジェネットは、明らかにその年齢にしては若いといえるが、63歳だ。そして、以下に挙げるとおり、同業のその他の企業のCEOたちも、ジェネットと同様に、いわゆる「退職年齢」を過ぎている。
・エドワード・デッカー(60)/ホーム・デポ(ホームセンター)
・ティム・クック(62)/アップル
・アーニー・ハーマン(62)/TJXカンパニーズ(衣料品チェーン)
・ブライアン・コーネル(65)/ターゲット(小売チェーン)
・トム・キングスベリー(70)/コールズ(百貨店)
・クレイグ・ジェリネック(71)/コストコ(会員制卸売小売チェーン)※2024年1月1日付での退任を発表
・ウィリアム・T・ディラード2世(78)/ディラーズ(百貨店)
一方、例えば次の6社のように、より若い年齢のCEOたちが率いるチェーンもある。これらは、イノベーションや斬新なアイデアの採用を進めている企業だ。
・コリー・バリー(44)/ベスト・バイ(家電量販)
・リチャード・ディクソン(52)/Gap(衣料品)
・ローレン・ホバート(55)/ディックス・スポーティング・グッズ(スポーツ用品)
・アンディ・ジャシー(55)/アマゾン
・ダグ・マクミロン(57)/ウォルマート(スーパーマーケット)
・カレン・リンチ(59)/CVSヘルス(ドラッグストア)
「フォーチュン・グローバル500」リストに入る企業のトップに昇り詰めたCEOたちの平均年齢は、57.7歳。多くは体験を通じてビジネスを学び、自らの考えを実行に移してきた人たちだ。経営に関するそれぞれのアプローチは大半が、それぞれの豊富な経験と知識を反映したものとなっている。