東京理科大学関連のスタートアップは現在170社(2023年9月末時点)あるが、2034年までに年間100社のスタートアップ創出を目指すという。
取り組みの第1弾として、東京理科大学工学部機械工学科の小林宏教授が設立したCoreHealthで、経営企画を担うCOOや資金調達などを担うCFO、市場の開拓を担う事業開発責任者を副業・兼業で公募する。同社は、数分程度で姿勢の矯正ができるマッスルスーツを開発する。
東京理科大学の石川正俊学長は、今回の連携協定について次のように思いを述べた。
「経営者層や知的財産管理などの専門人材が不足しており、大学発スタートアップを創出するうえでの阻害要因だ。今回の連携が大学発スタートアップを取り巻く環境の改善に強く成果を出せるのではないか」
またビズリーチ創業者の南壮一郎氏は「7割以上のビズリーチ会員が大学発スタートアップに興味を持っている。大学に事業化できるような研究シーズがあることは知られていないが、事業として関わりたい人はいくらでもいる」と主張した。
ビズリーチは慶應大学や東京工業大学とも連携協定を結んでいる。これまで376人が経営人材として応募し、5人が決定した。