「サーキットで培った熱量をデザインに込めた」と、担当デザイナーは話す。前後に高出力モーターを搭載した4WDで、サーキット走行に耐えられるパフォーマンスをイメージしたようだ。右京と僕が乗ってみたい1台に入る。トヨタさん、ぜひこれを出して欲しいな。
さて、もう1台のサプライズ・カーは、次世代ホンダ・プレリュード。というか、このコンセプトカーは、2001年に生産中止になって消えていったプレリュードのカムバック・バージョンだ。
もちろん、コンセプトカーなので、ホンダ広報は詳しいエンジンスペックなどは明らかにしないけど、PHEVではなくハイブリッドではあることは確かだ。スタイリングはまあまあシャープではあるけど、思い切り復活させたという懐かしいモデルだからこそ、もう少しデザインで冒険して欲しかった。
スバルとレクサスからも、なんとかスポーツカーが登場すると聞いて期待していたけど、残念ながら、期待に応えてはくれなかった。2台とも、クルマとしての完成度は高かかったけど、マツダとトヨタほどのワクワク感はなかった。
スバルが発表した「スポーツ・モビリティ・コンセプト」は、スポーツカーというより、ターマックでも、オフロードでも、電動化時代にどこでも走れる「2ドアのスポーツ・ユティリティ」と表現した方が納得できそう。