2023.10.29 12:00

スポーツカーの大復活でワクワクするジャパン・モビリティショー

注目のジャパン・モビリティショーは期待通りのラインナップだった。

「アイコニックSP」の次に格好良かったのは、トヨタが世界初公開したEVのスポーツ・コンセプト「FT-Se」だった。やはり、スポーツカーをデザインするなら、こんなシャープで滑らかな外観にしてほしい。また、ボリューム感たっぷりのリアのブリスターフェンダーは格好いい。低くしたフロントフードのバッジが示すように、モータースポーツとの結びつきが強いGazoo Racingの「GR」のコンセプトモデルだ。
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トヨタ FT-Se

トヨタ FT-Se

「サーキットで培った熱量をデザインに込めた」と、担当デザイナーは話す。前後に高出力モーターを搭載した4WDで、サーキット走行に耐えられるパフォーマンスをイメージしたようだ。右京と僕が乗ってみたい1台に入る。トヨタさん、ぜひこれを出して欲しいな。

さて、もう1台のサプライズ・カーは、次世代ホンダ・プレリュード。というか、このコンセプトカーは、2001年に生産中止になって消えていったプレリュードのカムバック・バージョンだ。

ホンダ プレリュード

ホンダ プレリュード

もちろん、コンセプトカーなので、ホンダ広報は詳しいエンジンスペックなどは明らかにしないけど、PHEVではなくハイブリッドではあることは確かだ。スタイリングはまあまあシャープではあるけど、思い切り復活させたという懐かしいモデルだからこそ、もう少しデザインで冒険して欲しかった。
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スバルとレクサスからも、なんとかスポーツカーが登場すると聞いて期待していたけど、残念ながら、期待に応えてはくれなかった。2台とも、クルマとしての完成度は高かかったけど、マツダとトヨタほどのワクワク感はなかった。

スバルが発表した「スポーツ・モビリティ・コンセプト」は、スポーツカーというより、ターマックでも、オフロードでも、電動化時代にどこでも走れる「2ドアのスポーツ・ユティリティ」と表現した方が納得できそう。
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