2023.10.29 12:00

スポーツカーの大復活でワクワクするジャパン・モビリティショー

注目のジャパン・モビリティショーは期待通りのラインナップだった。

注目のジャパン・モビリティショーは期待通りのラインナップだった。

4年ぶりに帰ってきた東京モーターショーは期待していた以上に面白かった。あっ、その名前は使ってはいけないね。イメージチェンジした東京モーターショーは、名前も「ジャパン・モビリティショー」と改名された。

今回のモビリティショーでは、確かに、これからショールームに並ぶSUVやミニバンや、トラック、電気自動車、近未来のコンセプトカーも数多く展示しているけど、2輪も、空を飛ぶクルマや、1人乗りのパーソナル・モビリティやロボットまで展示されている。ホンダは、自社製の飛行機まで出している。だから、そういう意味で、ショー自体の内容はかなり充実している。

でも、正直に言って、今回のショーのテーマは「スポーツカーの復活」と言った方が正しいかもしれない。なぜかというと、ほとんどの国産メーカーは、新しいスポーツカーのコンセプトを披露しているからだ。11月5日まで開催しているので、興味のある方はぜひ行ってみてね。

事前に、トヨタ、レクサス、スバル、ホンダ、マツダなどから、次世代スポーツカーが登場すると聞いていたけど、思い切りのサプライズ・カーもあった。今回、発表された中で一番驚いたのは、日産の「ハイパーフォース」というスーパーカーのコンセプトだった。1000kW(1360ps)もの出力を叩き出すというこの4WD電気自動車は、どう見ても「次期GT-R」と呼んでいいと感じた。外観のシャープな造形、ボディのプロポーション、ガルウィングなど、これは絶対に次期GT-Rだろうとつくづく思った。

日産ハイパーフォース

日産ハイパーフォース

しかし、同車に関する意見は賛否両論だった。「まるでガンダムみたいで格好悪いい。日産は何考えてんだ?」というコメントもあったし、「次期GT-Rに相応しいデザイン。1000kWのパワーにも期待している」という好意的なコメントもあった。航続距離も未公開だけど、頑張っても400kmだろう。日産がこのクルマを出すとしても、外観のデザインはかなりトーンダウンされるはず。
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