ブロックチェーンゲーム『Shrapnel』開発元が30億円調達

ネオン・マシンが開発中のゲーム『Shrapnel』のコンセプト画像(C)shrapnel.com

ネオン・マシンが開発中のゲーム『Shrapnel』のコンセプト画像(C)shrapnel.com

HBOの元幹部が設立したブロックチェーンゲーム企業Neon Machine(ネオン・マシン)は25日、シリーズAラウンドで2000万ドル(約30億円)を調達したと発表した。このラウンドはPolychain Capital(ポリチェーン・キャピタル)の主導によるもので、Griffin Gaming Partners、Franklin Templeton、Brevan Howard Digitalなどが参加した。
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暗号資産(仮想通貨)関連スタートアップの資金調達はますます困難になっている。PitchbookとMessariによると、今年1~9月の暗号資産関連への投資額は約70億ドルで、前年同期比で65%減少した。

ポリチェーンのリード・パートナーであるジョシュ・ローゼンタールは、フォーブスに寄せたコメントで、ネオン・マシンが開発中のゲーム『Shrapnel(シュラプネル)』の卓越した内容とコミュニティの育成能力が、同社を際立たせていると述べた。ポリチェーンは、2021年11月のネオン・マシンの1050万ドルのシードラウンドにも投資していた。

ネオン・マシンの最高経営責任者(CEO)で、HBOデジタルプロダクツの元ディレクターのマーク・ロングは、「本当に価値のあるゲームが資金を調達するのは、さほど難しいことではない」と語る。彼によると、同社以外のWeb3ゲームと呼ばれるものの中には「ゲームですらない詐欺的スキーム」を用いたものが多いという。「当社のプロジェクトは、このカテゴリーでほんの一握りのプレミアムなものだ」
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今回調達した資金は、同社のデビュー作である『シュラプネル』の開発に用いられる。『シュラプネル』は一人称視点シューティング(FPS)ゲームで、プレイヤーはブロックチェーンを用いてアバターのスキンや武器、独自のマップなどのゲーム内の資産を所有することができる。ゲームはAvalancheのブロックチェーン上に構築されている。
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編集=上田裕資

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