この機能は、正式にはアナウンスされていないが、一部のユーザーは25日にアプリのダイレクトメッセージの設定に「音声通話とビデオ通話を有効にする」というタブが表示されることに気づき始めた。また、Xの公式アカウントは、26日未明に「ready for it……? (準備はいい?)」とポストしていた。
アプリによると、ユーザーは音声通話やビデオ通話によって「メッセージングを次のレベルに引き上げる」ことが可能で、アドレス帳に登録されている人やフォローしている人、認証済みのユーザーからの音声通話やビデオ通話を許可するかどうかを選択できる。
Xのリンダ・ヤッカリーノCEOは8月、この新機能が近日中に提供されると述べていたが、時期については明言せず、この動きがプラットフォームを「エブリシングアプリ」に移行させるプロセスの一環だと付け加えていた。
フォーブはXにコメントを求めたが、ただちに返信はなかった。
この機能がすべてのユーザーに提供されるのか、それともXプレミアムの会員のみに提供されるのかは不明だ。
Xが、ユーザーが電話をかけることができるアップデート機能を近日中に提供すると発表した際、マスクは、この機能がiOS、Android、Mac、PCで動作し、電話番号は必要ないと説明していた。マスクは、この機能が「プラットフォームを事実上のグローバルアドレス帳に変えるものだ」と述べていた。
マスクは約1年前にプラットフォームを買収して以来、Xに多くの変更を加えてきた。彼は、今夏にXではユーザーがアカウントをブロックすることを認めないと発表した。マスクはまた、以前はTweetdeckとして知られていた機能の利用を課金ユーザーに限定する、サブスクリプションサービスのTwitter Blueを導入した。
フェイスブックやインスタグラム、WhatsAppなどの他のSNSプラットフォームは、何年も前から音声通話やビデオ通話の機能を搭載している。
(forbes.com 原文)