経営・戦略

2023.10.26 18:15

人的資本を成長力につなげる企業は? 「人を活かす」会社Top 20|人的資本ランキング

11 ニトリホールディングス:スコア 74.7

家具・インテリアチェーン。2022年4月に「ニトリデジタルベース」を設立し、32年までにIT人材を1000人体制に増強予定。23年3月期の連結決算売上高は9480億円(前年比16.8%増)。営業利益は1400億円(同1.3%増)、純利益は951億円(同1.6%減)。

12 バンダイナムコホールディングス:スコア 74.7

総合エンタメ企業。社員の挑戦を支援する取り組みやIP(知的財産)軸戦略を推進する人材育成などを推進。2023年3月期の連結決算売上高は9900億円(前年比11.3%増 )。 営業利益は1164億円(同7.2%減)、純利益は903億円(同2.6%減)。

13 伊藤忠商事:スコア 74.7

大手総合商社。「厳しくとも働きがいのある会社」を標榜し、大胆な働き方改革などを通じて労働生産性を向上。2023年3月期の連結決算売上高は13兆9456億円(前年比13.4%増)。営業利益は7019億円(同20.5%増)、純利益は8005億円(同2.4%減)。

14 トヨタ自動車:スコア 74.6

自動車メーカー。会社に満足している従業員の割合77.2%(単体、2022年度)などエンゲージメントが高め。23年3月期の連結決算売上高は37兆1542億円(前年比18.4%増)。営業利益は2兆7250億円(同9.0%減)、純利益は2兆4513億円(同14.0%減)。

15 ダイキン工業:スコア 73.4

エアコンメーカー大手。各層への研修の実施や「ダイキン情報技術大学」の設立など多様な施策を展開。2023年3月期の連結決算売上高は3兆9,815億円(前年比28.1%増 )。 営業利益は3770億円(同19.2%増)、純利益は2577億円(同18.4%増)。

16 オリエンタルランド:スコア 73.2

東京ディズニーリゾートなどを運営。2021年度から一部従業員に「働きがいに関する調査」を開始。30年度にポジティブ回答率8割以上を目指す。23年3月期連結決算売上高は4831億円(前年比5.2%増)。営業利益は1111億円、純利益は807億円(同900.7%増)。

17 信越化学工業:スコア 72.2

大手化学メーカー。階層別研修、国際化対応研修、AI研修など社員のスキルや労働生産性を高める研修が充実。2023年3月期の連結決算売上高は2兆8088億円(前年比35.4%増)。営業利益は9982億円(同47.6%増)、純利益は7082億円(同41.6%増)。

18 SGホールディングス:スコア 72.1

佐川急便を子会社にもつ物流大手。荷物と車両をマッチングする「TMSプラットフォーム」など、DXで生産性向上に取り組む。2023年3月期の連結決算売上高は1兆4346億円(前年比9.7%減)。営業利益は1352億円(同13.1%減)、純利益は1265億円(同18.5%増)。

19 TOTO:スコア 72.0

住宅設備機器メーカー。国内グループの女性管理職数は2018年から22年で1.5倍に。23年度までに女性管理職比率20%以上を目指す。23年3月期の連結決算売上高は7011億円(前年比8.7%増)。営業利益は491億円(同5.9%減)、純利益は389億円(同3.0%減)。

20 マツダ:スコア 72.0

自動車メーカー。電動化をはじめ新領域のスキル教育による人材育成やキャリア採用の強化、デジタル教育などを推進。2023年3月期の連結決算売上高は3兆8267億円(前年比22.6%増)。営業利益は1419億円(同36.2%増)、純利益は1428億円(同75.1%増)。

編集=瀬戸久美子 解析=サステナブル・ラボ イラストレーション=ダン・マトゥティナ

この記事は 「Forbes JAPAN 2023年12月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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