ただ、経済協力開発機構(OECD)の調査(2021年版)によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、調査対象の33カ国中最下位だった。睡眠の「量」を確保することが第一だが、それが難しい場合には「質」を高める工夫も必要とされるだろう。
良質な睡眠のためには規則正しい生活や運動習慣、入浴などが効果的だが、近年では、睡眠の質を高めるために効果的な成分が配合されたサプリメントやドリンクも多数発売されている。今回は、睡眠の質の向上を謳う機能性表示食品のおすすめを紹介する。
ファンケル 睡眠&疲労感ケア
機能性関与成分として、アミノ酸の一種であるL-オルニチン一塩酸塩と黄色の天然色素であるクロセチンをダブル配合。L-オルニチン一塩酸塩は長く眠った感覚を高め、より良い気分の目覚めをサポート。クロセチンは起床時の疲労感を軽減してくれる。
ドリエル ナチュラルスリープ
ストレスを低減する効果があるアミノ酸の一種であるGABA(γ-アミノ酪酸)と、ラフマ(ハーブの一種)由来のヒペロシドとイソクエルシトリンを機能性関与成分として配合。ラフマ葉エキスは「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンの分泌を促し、睡眠・覚醒のリズムを調整。GABAの効果と合わせて、起床時の睡眠の満足感とすっきりした目覚めを導いてくれる。
ネナイト ジュレタイプ
機能性関与成分として、緑茶に含まれる旨味成分でアミノ酸の一種であるL-テアニンを配合。L-テアニンには心身をリラックスさせる効果があり、起床時の疲労感や眠気を軽減してくれる。ジュレタイプは、カモミールレモン風味のさっぱりとした味わいとやわらかな食感により食べやすいのが特徴。粒タイプもラインアップされている。
カルピス由来の乳酸菌科学 届く強さの乳酸菌W200
カルピスに由来する長年の乳酸菌研究により選び抜かれた、ガセリ菌CP2305株を機能性関与成分として配合。心理的なストレスを和らげて眠りの深さを高めてくれると同時に、腸内環境の改善にも寄与してくれる。常温保存可能な乳性飲料で飲みやすい味のため、続けやすいのが特徴。
ヤマモリ GABA100 睡活ビネガー
機能性関与成分として、GABAを配合。眠りの深さの向上とすっきりとした目覚めが得られ、精神的ストレスや疲労感を緩和してくれる。また、高血圧の人の血圧を下げる効果もある。酢の飲みにくさを感じさせないさわやかな乳酸菌飲料テイストで、水や炭酸水、牛乳などで割って飲めるため、味のバリエーションをつけやすいのが特徴。
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