プーは、A17 Proチップが一部のiPhoneの過熱問題の原因となった可能性があると指摘する。ただし、過熱していたスマホの一部がA17 Proを搭載したiPhone 15 ProやPro Maxではなかったことを考慮すると、私は完全にこれを受け入れているわけではない。
しかし、A17 Proで使用されたN3B製造プロセスから、来年のチップで予定されているN3E製造プロセスに移行することのメリットの1つは、高速化と低消費電力化につながる可能性があることだと私は考えている。
そのため、論理的には、次のiPhoneをN3Eを使用して製造されたチップに移行する方がより意味がある。たとえそれがA18 Pro(もしそう呼ばれるのであればだが)ほど強力でなくても、通常のiPhoneには単にA18と呼ばれるチップが搭載されるだろう。
過熱問題はほぼ過ぎ去ったが、アップルはこれを再発させまいとするだろうし、iPhone 16シリーズまでには十分な期間があるので、アップルには対処のための時間もある。
それでは、この問題の重要性は? アップルはプロセッサが計画どおりに十分に速く動作するようにはするだろうが、余剰のパワーを持たせるほどではないことを覚えておこう。
もし通常のiPhoneがProのパワーを必要としないのであれば、アップルの選択は妥当であるように思える。だが、すべてのiPhoneが同じチップを搭載していたとき、あるいは昨年のProチップが今年の通常のiPhoneに使われていたときには、かなりのスケールメリットがあった。もちろん、アップルはそういった部分も考慮するだろう。
(forbes.com 原文)