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2023.10.21 10:00

販売不振のアップルMacBook、早急な解決策は存在しない

MacBook Air M2 15インチ(Rezeki2031 / Shutterstock.com)

中国でのiPhone 15の販売不振に続き、アップルはMacBookの出荷台数が予測を下回っている問題に直面している。そして来年半ばまで、事態を好転できる明白な答えはない。

アップル関連の著名アナリスト、ミンチー・クオは、2023年のマックブックの出荷台数が1700万台に減少すると予測。これは前年比30%減となる。販売不振にはいくつかの要因があるが、クオは15インチMacBook Airの小売実績とホリデーシーズンに向けての新製品不足を指摘している。

アップルのWWDC2023で発表された15インチMacBook Airは、13インチより大きなディスプレイを搭載した初のコンシューマー向けmacOSノートブックだった。より大きなディスプレイを待ち望んでいた消費者が、ようやく欲しかったMacBook Airを買うことができるということで、売上も伸びると予想されていた。

だがこのAirが発売された直後、アップルは需要不足のためにこのノートブックの生産台数を減少せざるを得なくなった。15インチの成功予測は実際の市場とはかけ離れていたのだ。

しばらくは、第4四半期における新型MacBookの不足が売上の最大の足かせとなるだろう。2023年の間、ギークな人たちはアップルが10月に次世代アップルシリコン(M3チップセット)を搭載した新型MacBook Airを発表し、3nm製造プロセスで作られたM3チップセットをデビューさせると予想してきた。

だが10月のMacBookの刷新は行われていないため、販売台数の増加も見込めない。

アップルは、新型Appleシリコンと新型MacBookを発売する2024年に、この数字が再び回復することを望んでいることだろう。しかし、15インチMacBook Airの失敗が示すように、アップルのMacBook計画は消費者と完全には噛み合っていない。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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