アップル関連の著名アナリスト、ミンチー・クオは、2023年のマックブックの出荷台数が1700万台に減少すると予測。これは前年比30%減となる。販売不振にはいくつかの要因があるが、クオは15インチMacBook Airの小売実績とホリデーシーズンに向けての新製品不足を指摘している。
アップルのWWDC2023で発表された15インチMacBook Airは、13インチより大きなディスプレイを搭載した初のコンシューマー向けmacOSノートブックだった。より大きなディスプレイを待ち望んでいた消費者が、ようやく欲しかったMacBook Airを買うことができるということで、売上も伸びると予想されていた。
だがこのAirが発売された直後、アップルは需要不足のためにこのノートブックの生産台数を減少せざるを得なくなった。15インチの成功予測は実際の市場とはかけ離れていたのだ。
しばらくは、第4四半期における新型MacBookの不足が売上の最大の足かせとなるだろう。2023年の間、ギークな人たちはアップルが10月に次世代アップルシリコン(M3チップセット)を搭載した新型MacBook Airを発表し、3nm製造プロセスで作られたM3チップセットをデビューさせると予想してきた。
だが10月のMacBookの刷新は行われていないため、販売台数の増加も見込めない。
アップルは、新型Appleシリコンと新型MacBookを発売する2024年に、この数字が再び回復することを望んでいることだろう。しかし、15インチMacBook Airの失敗が示すように、アップルのMacBook計画は消費者と完全には噛み合っていない。
(forbes.com 原文)