メタはこれまで、フェイスブックのユーザー限定で「Activity Off-Meta Technologies」と呼ばれる機能を提供していたが、これをインスタグラムにも拡大し、ユーザーが他の企業によって収集されるデータを管理できるようにした
ユーザーは、データを取得する企業を確認して特定の企業をアカウントから切断したり、収集されたデータを完全に消去することが可能になった。
この機能はインスタグラム内のメタの「アカウントセンター」に追加された。アカウントセンターには、フェイスブックやインスタグラムに投稿した写真を個別に、または同時にダウンロードする機能が追加された。
メタはまた、インスタグラムのユーザーが写真や動画を外部のサービスなどに簡単に転送できるように「Transfer Your Information」と呼ばれる機能を追加している。
メタは1月にアカウントセンターをアップデートし、インスタグラムやフェイスブック、メッセンジャーの設定を一元管理できるようにした。また、米国住宅都市開発省から、同社の広告システムが特定のグループを住宅マーケティングキャンペーンから排除しているとして提訴されていた件で、米司法省と和解が成立したことを受け、米国ユーザー向けの新たな広告配信システムを開始している。
メタは8月、欧州連合(EU)のプライバシー規制当局からの要望を受けて、EUのユーザーに対し、ターゲット広告の配信をオプトイン・オプトアウトで選択できるようにすることを提案した。
(forbes.com 原文)