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2023.10.18 12:30

Xが新規ユーザーに「年間1ドル」を要求、一部諸国で

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X(旧ツイッター)は10月17日、ニュージーランドとフィリピンで「Not A Bot」と呼ばれるプログラムのテストを開始したことを発表した。このプログラムは、認証されていない新規ユーザーが投稿や返信、リポスト、いいねなどの基本機能を利用する際に、年間1ドルの有料会員になることを義務づけるもので、イーロン・マスクが昨年同社を買収して以来、同プラットフォームが課金制の導入を推進していることを示すものだ。

新規ユーザーは今後、Xの標準機能を利用する際に、この1ドルのプログラムやXプレミアムもしくは他の認証済みのプランを通じてアカウントを作成する必要がある。このプログラムに参加しない新規ユーザーは、投稿を読んだり、アカウントをフォローすることはできるが、リポストや返信などの機能を利用して他のユーザーと交流することができない。

利用規約によると、Xはこの新たな取り組みをベータ版に位置づけており「いつでも返金なしに変更や一時停止、中止ができる」としている。

「このプログラムは、プラットフォームを操作し、ユーザーを混乱させようとするボットやスパムの発信者からユーザーを守ることを目的としています。当社は、この取り組みの結果についての詳細を共有することを楽しみにしています」とXは述べている。

マスクは先日のライブストリームで、Xが「システムの利用に少額の月額課金を行う方向で動いている」と述べ、このような変更が「ボットと戦うための唯一の方法だ」と主張していた。

Xはすでに、月額8ドルから利用できるXプレミアムの導入により、一部の機能を有料化し、青い認証チェックマークや投稿の編集機能などの特典を提供している。マスクはXの問題のいくつかがボットの蔓延によるものだと主張しているが、ボットは破綻した暗号資産取引所FTXで取引されていたトークンの価格操作にも使用されていた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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