昨年手応えがあったのと、今回来場者数が昨年の1.5倍くらいになるとの見込みがあり、これは盛り上がるんじゃないかという期待値もあって、出展を決めました。「せっかく出るなら、去年より大きくしないとね」と話していたのですが、勢い余って3倍になっちゃいました(笑)。
一番の狙いは、昨年と一緒で「メタバースを日本が誇る一大産業にするために、ゲーム業界の人たちを巻き込んでいきたい」という気持ちです。
コラボレーションの機会があったことも、出展の大きな理由となりました。国内自動車メーカー8社*との共同プロジェクト「爆創クラブ」です。
* スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業
参画メーカーの皆さんには、若い世代に車をひとつの移動手段としてだけではなく、もっと車そのものに興味を持ってもらいたいとの想いがあり、メタバースという新たな領域を活用することで、車の様々な魅力を引き出し、発信していこう!とタッグを組むことになりました。
そして新作メタバースゲーム「爆創クラブ」をリリースしました。
3つのワールドで構成され、そのうちの一つ、各メーカー*のベース車両から好きな車を選び、広大なワールドを走りながら、落ちているパーツに触れることで車を作り上げていく「爆創クラブ」は会場限定のゲームでしたが、ガレージの中で好きなパーツを組み合わせて自分だけのオリジナルカーが作れる「爆創クラブ 組み立て倉庫」と、作った車を展示して共有できる「爆創クラブ 展示エリア」は引き続きclusterアプリ上で公開しています*。
* 10月20日0:00~25日8:00はメンテナンスのため入場できません
お子さまやメタバース体験が初めてという方も、この機会にぜひ気軽にお楽しみいただけたら嬉しいです。
ゲームとの融合が拓く、メタバースの可能性
昨年の東京ゲームショウでタカラトミーさんとコラボさせていただいた時の体験の根幹は、おもちゃであり、エンタテイメントでしたが、今回は自動車メーカーさんたちとのコラボということで、ゲームそのものとは若干遠い体験を提供しました。東京ゲームショウという場で、メタバースプラットフォームのクラスターが出展し、自動車メーカーとのコラボをやっていることに対して、「こういう時代なんだな」という反応をいただきました。
これはまさに狙い通りで、僕はメタバースというものは、ゲームの技術をベースに、インターネットや他の領域と融合して、まったく新しいカルチャーを作っていく試みだと考えています。ですのでゲームそのものの体験に留まっていたら、もったいないし意味がない。