第10回大会を『英雄』と銘打った理由
──12月8日(金)には、第10回となる「EXECUTIVE FIGHT-BUSHIDO-英雄」が開かれます。大会の構想を教えていただけますか。これまでの大会には多くの選手が出場したので、10回大会では各階級のタイトルマッチの開催を考えています。ついに、各階級のランキングで1位と2位の選手たちがチャンピオンベルトを争う時期が来たなと感じています。私は各大会に名前を付けていて、例えば前回大会は神が上から降りてくるイメージで、「降臨」と銘打ちました。10回目となる今回は、「EXECUTIVE FIGHT-BUSHIDO-英雄」。
格闘技のランキングは面白くて、他の競技であればランキング1位がチャンピオンであるところを、格闘技では1位でもチャンピオンではありません。その理由は、チャンピオンが別格で、まさに英雄だからです。だからこそ、チャンピオンベルトを巻くにふさわしい「英雄」を決めようと、今大会を銘打っています。
すでに16名のエントリーがあり、8試合は決定しています。出場選手も、前述の大手SNSプラットフォーマーの元代表の方などををはじめ、上場を目指している企業の社長や東大卒のエリートなど様々ですね。
──なるほど。次回のインタビューでは、その第10回大会の様子や、今後の展望についても聞かせてください。
第10回では、ベストバウトやMVPなどを表彰するアワードの開催も考えています。今回も経営者が集まり、戦いへの備えを通して仲を深めることで、新たな化学反応が起こっていますよ。
小比類巻貴之◎ 1977年、青森県三沢市生まれ。格闘家として、ISKA世界スーパーウェルター級チャンピオン、K-1 WORLD MAX日本代表トーナメントにて史上最多、3度の優勝を誇る。2009年に現役を引退し、現在は小比類巻道場会長や「EXECUTIVE FIGHT BUSHIDO」のプロデューサーを務める。