パワーボールは1~69の数字5つと、1~26の数字1つを選ぶ仕組み。運営によると、当たりくじは「22 24 40 52 64」と「10」で、カリフォルニア州で1枚販売されていた。
当たりくじが出ないと賞金が次回に繰り越される仕組みで、今回は今週初めまでに米国史上2番目の額に積み上がっていた。
当せん者は、17億6500万ドルを30年分割で受け取るか、7億7410万ドル(約1155億円)を一括で受け取るかを選べる。大半の人は一括払いを選ぶという。
一括払いの場合、まず連邦税の源泉徴収分として24%が差し引かれ、受取額は5億8830万ドル(約877億7000万円)になる。さらに、当せん者の課税所得に応じて最大37%の税率がかかり、受取額は4億8770万ドル(約727億6000万円)まで下がる可能性がある。
分割払いの場合、年間受取額は5883万ドル(約87億7600万円)だが、限界税率の37%が適用されたとすると3700万ドル(約50億2000円)まで減る。
カリフォルニア州は宝くじの賞金に課税しない14州の一つだが、当せん者は州や地方自治体の所得税の納付は必要になるかもしれない。
10億ドル(約1490億円)を超えるジャックポットは史上9回目だが、今年に入ってからは4回目で、2023年は過去最多の当たり年となっている。
パワーボールでジャックポットが出る確率は2億9220万分の1。別の数字選択式宝くじ「メガ・ミリオンズ」では3億260万分の1と、大当たりはさらに難しくなる。
(forbes.com 原文)