人事関連ソフトウェア会社のLeapsome(リープサム)と、世論調査会社YouGov(ユーガブ)が行なったこの調査は、AI時代の生産性、文化、コミュニケーションをめぐるインサイトを提供するものだ。しかし、AIに求められているのは、職場での効率向上の支援だけではない。人工的なつながりを提供するオンラインプラットフォームや検索エンジンがある今、AIは仕事上の生産性向上だけでなく、友情やそれ以上のものを得る上でも、多くの人の役に立っている。
我々がAIと「個人的な絆」を結ぶとしたらそれは、私たちがなんらかの一線を越えてしまったということなのだろうか? あるいは、仕事に関しても、他者との関係に関しても、単にAIのほうが……対応しやすいということなのだろうか?
AIコンパニオンは、本当にあなたを大事にしてくれるのか?
「AI Product Reviews(AIプロダクト・レビューズ)」が実施した、Google検索ワードトップ50の分析では、恋愛などの擬似的な人間関係を提供するAIボットの検索回数が毎月7万3000件を超えることが明らかになった。当然というべきか、その先頭に立っているのは「AI彼女」に対する需要だ。「Wordstream.com(ワードストリーム・ドットコム)」によれば「AI girlfriend(AI彼女)」の検索回数は、1カ月あたり4万9500回に達するという。
さらにデートアプリでは、男性の5人に1人が「エンゲージメントを向上させる」ために(つまり、適切な対応ができるように)AIを利用しているようだ。AIは、オンラインデート界のシラノ・ド・ベルジュラック(自分の容貌に悩み、思い人に向けて、別の男性を代筆するかたちで優れた恋文を書いていた、物語上の人物)になりつつあるのだろうか?
それともAIは、何か別のものになりつつあるのだろうか? おそらく一部の人にとって、デジタルコンパニオンはこの上なくリアルなものなのかもしれない。