とはいっても、ここで伝えたいのはゲームのクオリティについての情報ではない(レビュー解禁前にそれを漏らすつもりは絶対にない)。あくまで、歴代のPS4・PS5向けゲームの売り上げや、現在開発中の新作タイトルの展望を踏まえた上での予測だ。
前作の『Marvel’s Spider-Man』がPS4で大ヒットを飛ばしたことは、あまり認知されていない。これまでぽつりぽつりと公表されてきた各タイトルの販売本数に基づくと、同作の販売本数は、他のPS4向け大作ソフトのほぼすべてに2倍以上の差をつけている。販売本数が近いゲームはいずれも、最新作がすでに現世代機向けに発売されていたり、現世代機向けの発売予定がなかったりするものだ。
<PS4世代のゲーム販売本数トップ10>
1位 『Marvel's Spider-Man』/2000万本(『Miles Morales』も含めると3300万本)
2位 『ゴッド・オブ・ウォー』/1950万本
3位 『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』/1600万本
4位 『ウィッチャー3 ワイルドハント』/1080万本
5位 『The Last of Us Part II』/1000万本
6位 『Horizon Zero Dawn』/1000万本
7位 『The Last of Us Remastered』/1000万本
8位 『Ghost of Tsushima』/970万本
9位 『Star Wars バトルフロント』/842万本
10位 『グランツーリスモSPORT』/800万本
『Spider-Man』は、ソニー傘下のインソムニアック・ゲームズ(Insomniac Games)が手がけるシリーズの第1作目だ。一方、2位の『ゴッド・オブ・ウォー』は旧作とは大きく異なるものではあるが、長く続くシリーズの延長線上にある。3位の『アンチャーテッド』はシリーズ4作目、4位の『ウィッチャー』は3作目、5位の『The Last of Us Part II』は2作目だ。
6位にようやく、新規タイトルである『Horizon Zero Dawn』が入る。その次に売れた新規タイトルは『Ghost of Tsushima』だ。