PS5の歴史はまだ比較的浅いが、すでにビッグタイトルがいくつも発売されている。『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は発売からほどなくして販売本数が1100万本に到達。『Horizon Forbidden West』は最後に公表された販売本数が840万本だった。PS独占タイトルではない『ホグワーツ・レガシー』は瞬く間に1500万本売れたが、これは全プラットフォームでの数字だ。『FINAL FANTASY XVI』は、発売から1週間で300万本を達成した。『Spider-Man 2』はきっと、こうしたタイトルのほとんどをすぐに追い越すことだろう。
今後発売されるソフトでこれを超える可能性があるものとしては『Call of Duty』があるが、開発元のアクティビジョン・ブリザードがマイクロソフトに買収されることで、問題が生じるかもしれない。『グランド・セフト・オート6』も、もし現世代機向けに発売されるなら、これに匹敵する販売本数を記録するかもしれない。
だが、ソニー傘下のスタジオが手がけるゲームに限れば、『Spider-Man』は最大のヒットシリーズだ。『ゴッド・オブ・ウォー』新作のフルゲームが現世代機向けに出るとは思えない。『Ghost of Tsushima 2』と『Horizon 3』はヒットするだろうが、本数はそこまで伸びないだろう。『The Last of Us』は話題作ではあるものの、最終的な本数は『ゴッド・オブ・ウォー』や『Spider-Man』には及ばない。『The Last of Us』の開発元Naughty Dog(ノーティードッグ)による新規IPタイトルもおそらく、そこまでは売れないだろう。『Spider-Man』のインソムニアックが「ウルヴァリン」を主人公に開発中の新作は、新規タイトルであるため何とも言えないが、IPの魅力が大きいことは確かだ。
『Spider-Man 2』は、少なくとも現世代で最大のソニー独占タイトルになるはずだ。来週の発売で、順調なスタートを切れるかを見守りたい。
(forbes.com 原文)