アート

2023.10.12 16:15

京都で世界水準のアートフェア、3年目の「ACK」が10月28日から開催

2022年のACKメイン会場(Courtesy of ACK, photo by Kotaro Tanaka)

2022年のACKメイン会場(Courtesy of ACK, photo by Kotaro Tanaka)

京都発、世界とつながるアートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」が今年も開催される。国立京都国際会館を会場に、会期は10月28日から30日まで。国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域など、アートを外にひらくようなさまざまな“コラボレーション”が展開される。

会場には2つのセクションが設けられ、出展ギャラリーが作品の展示・販売を行う。ひとつは、国内のギャラリーが海外のギャラリーをゲストに迎え、1つのブースをシェアして出展する「ギャラリーコラボレーション」。もうひとつは、京都にゆかりのあるアーティストを国内外から集め紹介する「キョウトミーティング」だ。

両セクションあわせ、国内から35、海外から29、合計64のギャラリーが出展。海外というのも、16カ国24都市と多様で、国際色豊かな作品、展示が期待される。
2022年の展示ブース(思文閣、Nonaka-Hill)風景(Courtesy of ACK, photo by Studio Sugarl)

2022年の展示ブース(思文閣、Nonaka-Hill)風景(Courtesy of ACK, photo by Studio Sugarl)

ほか、ACKが主催するACK Curatesのコンテンツとして、今年のキュレトリアル・テーマ「Visions of a Torn World:循環と共存」を起点とするパブリックプログラム、トークプログラム、キッズプログラムの展開。エディオンや大丸松坂屋百貨店などパートナー企業との特別展示も行われる。

3日間で11セッションにわたるトークでは、国内外から30名以上の有識者がゲストとして登壇。現代社会におけるアートの現在地を再確認し、これからのアートのミッションやエコロジーに関する思想、伝統が息づく京都という都市の役割などについて語られる予定だ。

また、ACK会期にあわせ、京都府内の神社仏閣、ギャラリー等でも多数の企画が開催され、秋の京都を巡りながら楽しめる内容となっている。

Art Collaboration Kyoto

開催日程:2023年10月28日(土) 12:00–19:00
10月29日(日) 11:00–19:00
10月30日(月) 11:00–17:00
※最終入場は閉場の1時間前まで
会場:国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
出展ギャラリー数:64(国内35、海外29、うち初出展33)
プログラムディレクター:山下有佳子
主催:Art Collaboration Kyoto 実行委員会
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2022年のレポートはこちら

京都かつグローバル。コラボの技冴えるアートフェアACKとは

文=鈴木奈央

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