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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

オンライン融資サイト「キャベッジ」のロブ・フローワインCEO。
同社では、フェイスブックやツイッターのフォロワー数も審査に加味している。

2007年の景気後退以降、アメリカでも中小企業が銀行の貸し渋りに苦しんでいる。そんななか、高利率ながらスピード審査がウリのオンライン融資サイトが人気上昇中だ。

支店を出すためにローンを組みたい―。カリフォルニア州でペット用品店「ポッシュ・パピー・ブティック」を営むジェニファー・カークは、そんな願いを胸に地元の銀行を訪れた。3年分の確定申告書や夫の給与明細を提出し、何時間もかけて申請書に記入。そして、待つこと3週間。答えは、「ノー」だった。「あまりにもリスキーだって言うの」と、カークはそのときを振り返る。
 
しばらくして、彼女は融資サイト「キャベッジ」のことを知った。早速、インターネット経由で申請。銀行口座や簡易決済サイト「ペイパル」のアカウント、会社の会計などがオンラインで審査され、わずか6分間でローンが認められた。それも最大5万ドル(約600万円)を6カ月ローンで借りることができ、ペイパルのアカウントへの即時振り込みが可能だった。
 
とはいえ、もちろん条件がある。年率がなんと、“27% ”なのだ。
 
キャベッジでは現在、最大限度額10万ドルを6カ月ローンで利用でき、平均的な利用者は、5万ドルを7~8年ローンで借りるという。利率は条件によって異なるが、平均年率は40%だ。
 
2009年のサービス開始以来、同社は中小企業に7億5,000万ドルも融資してきた。15年には、融資額が10億ドルに達すると予測している。今年は売上高が1億ドルを超え、大幅な黒字になることが見込まれている。
 
キャベッジのロブ・フローワインCEOによると、同社は支払い能力と事業形態、事業の安定性を基準に、顧客のデータを審査する。スタートアップよりも、実績のある企業を対象にしている。また、ツイッターやフェイスブックのフォロワー数も審査に加味する点が特徴的だ。
 
冒頭のカークは、出店のために3万ドルを数回に分けて借りることにした。利率は、最初の2カ月が2%、その後の4カ月は1%だった。年率に換算すると、約27%である。決して安くはない。それでも銀行から借りられない以上、カークはローンを組むことに関して迷いはなかったという。それどころか、ペットショップの売上高が21%も伸びたことから、コストは回収できそうだ。

「お金を稼ぐために、お金が必要だったのよ」

ダレン・ダール = 文 エヴァン・カフカ = 写真 フォーブス ジャパン編集部 = 翻訳

 

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