ここ数年、筆者のフェイスブックのフィードにますます多くの広告が表示されるようになっている。おそらくターゲティング広告のせいだ。いずれかの広告をクリックし、そのコンテンツに関わった瞬間、フェイスブックは筆者を広告の影響を受けやすいユーザーだと分類するのだろう。最近、フェイスブックに投稿する友人が減っているため、広告がこれまでより多く表示されるようになっている。ソーシャルメディアで勝者となるのは、目的や価値ではなく、コンテンツだ。
一方、Xは広告主を失い続け、収入を増やす方法を模索している。ロイター通信によると、イーロン・マスクがXを買収して以来、広告は毎月着実に減少しているため、ますます悲惨な状況になっている。
つまり、残された選択肢はサービスの有料化しかないということだ。
では、サービス利用料はいくらになるのだろか。月額8ドル(日本では980円)する現在のXプレミアムサブスクの2倍、つまり月額16ドル程度になるのではないかと筆者は予想している。
広告が表示されなくなる以外に何か特典があるのかは不明だ。というのも、追加機能はほぼないからだ。これまで何度も指摘してきたが、ソーシャルメディアアプリはもっと価値とインセンティブを提供する必要がある。お金を払う価値のあるものを提供する方法を見つけられれば、有料化はうまくいくかもしれない。
それまでは、ほとんどの人は広告ありのままで利用を続けると筆者は予想する。私たちは10年以上もそうしてきたのだから。
(forbes.com 原文)