そんなファストフードに関して長年調査をしているマイボイスコムが、11回目となる調査結果を発表している。
それによると、「どのくらいの頻度でファストフード店を利用しているか」の問いに、月に1回以上利用する人は約4割で、2015年の第7回調査からそれほど大きな変化はない。
続いて、「直近1年以内に利用したファストフード店」では、「マクドナルド」が73.4%とほかを大きく引き離し、「ケンタッキーフライドチキン」が44.2%、「ミスタードーナツ」が38.4%、「モスバーガー」が32.0%と2番手グループを形成。あとは一桁台となっている。
「ファストフード店の利用状況」としては、「昼食」が59.8%で圧倒的に多く、「テイクアウト」が18.9%、「夕食」「小腹がすいたとき」が17.5%と続いている。
また、「ファストフードは好きか」という問いには、「好き」「やや好き」合わせて63.2%と6割強の人が好きと回答。2019年の第9回から徐々に「好き」が多くなっており、マクドナルド好きは「店舗が利用しやすい。モバイルオーダーで店員と話さずに買える」(女性37歳)やモスバーガー好きなら「食の安全にこだわっており、起業ポリシーに共感できる」(男性57歳)、ケンタッキーフライドチキン好きだと「ほかで食べられない味。定期的に食べたくなる」(女性62歳)など、同じ「好き」でも推しのファストフード店によって理由はさまざまなようだ。
大半の人がマクドナルドを利用するのも、ほかと比べて店舗数が圧倒的に多いし、ケンタッキーフライドチキンが2位というのも、クリスマス需要を受けてのことだろう。そうしたなかで、ミスタードーナッツやモスバーガーは健闘しているのではないだろうか。今後も日本人の胃袋を掴んでいくことになりそうだ。
出典:マイボイスコム「ファストフードの利用に関する調査(第11回)」より