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アーティスティック・ディレクター、シルヴィア・フェンディの独創的クリエイションにより、フェンディは既存のメンズスタイルを揺さぶり、進化を促してきた。一見ベーシックなこの秋冬の新作ジャケットも、グレーのウール地にピンストライプで「FF」ロゴが表現されており、厚手肩パッド入りの構築的な肩周りも手伝い、グラフィカルでモダンな表情を演出。大きめの包みボタンを採用するなど、絶妙なアンバランスさでテーラードジャケットの既成概念を打ち破る手腕に脱帽だ。
1818年の創業より、実に200年以上も紳士のワードローブを提案し続けるブルックス ブラザーズ。定番のネイビーブレザーは、イタリアのバルベリスカノニコ社製ファインサージを使用。きめ細かく軽量性にも優れた生地であり、芯地類を極力抑えたアンコンストラクテッド仕立ても手伝い、軽やかな着心地が堪能できる。またやや細身でモダンな印象のシルエット「リージェントフィット」を採用し、流行にも左右されにくい。まさに時代を超越した末長く愛せる一着だ。direction by Akira Shimada｜photographs by Akira Maeda｜styling by Makoto Yoshino｜hair & make-up by Jun Furukawa｜model by Asahina｜text by Yasuhiro Takeishi, Tetsuo Shinoda
この記事は 「Forbes JAPAN 2023年10月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>
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