SDGs=持続可能な開発目標。それは決して、国や企業だけが目指すゴールではない。いま、この星に生きる私たち一人ひとりが、たとえ「ちいさく」ても、できることを「ちょっとずつ」実行することが、求められている。
「sdgs_media_japan」では、個人的で身近なSDGsを伝え、広めるために「いっしょに学ぼうSDGs!」と題し、発信力の高い俳優やタレントを、毎月一人ずつ紹介。日常生活のなか「自分たちの未来に共感」できるような、「ちいさくて」「ちょっとした」SDGsアクションを伝えている。
「僕は料理が好きで、調理師免許も持っています。自分の発信力を力にして、いろんな人とも協力し合って、多くの人が食材を本当に無駄なく使えるように、発信し、共有していきたいです」
“SDGsをもっと広めるためにはどうしたらいいと思いますか?”という問いかけに、俳優は真っ直ぐインタビュアーの目を見て、力強くこう答えた。
高橋文哉、22歳。埼玉県出身。2019年から2020年に放送された特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」の主人公・飛電或人/仮面ライダーゼロワン役に抜擢された。以後、数多くの話題作に出演を続けている。
本人が述べているように、かつては料理の道を志し、調理師免許も取得している。その彼が10月20日(金)よる10時スタートのTBS系金曜ドラマ『フェルマーの料理』で演じるのは、数学者の道を挫折したのちに、料理の才能を見出される「北田 岳」。
「僕の演じる北田 岳は天才数学少年で、数学オリンピックに挑むのですが、そこで挫折してしまいます。そして、志尊 淳さん演じる朝倉 海と出会って、料理の道に魅力を感じて、没頭していく……。すごく素直で等身大で、無垢な男の子です。
僕自身、役者の前に料理の道を志していて。いつかは料理と芝居、この2つを結びつけることができたらすごく嬉しいなと思っていたので、今回のお話をいただいたときは、嬉しかったですし、気合が入りました」
ダブル主演の志尊とは、今回が初共演。その印象は今作の役どころ同様、頼り甲斐のある兄のよう、と話す。
「お仕事でお会いしたり、料理練習でお会いしたり、プライベートでご飯に連れて行っていただいて。志尊さんは年齢が、僕の実の兄とすごく近くて。“お兄ちゃん感”がありつつも、おどけるところもある。お芝居をしているなかでは、僕が想像をしていない姿だったり、自分だけでは生み出せなかったお芝居というのを、引き出してくださるんです。本当に包容力があって、“格好いいお兄ちゃん”って感じです」