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— ✙🍒 Constantine 🍒✙ (@Teoyaomiquu) September 6, 2023
ウクライナ空軍はこれまでに多数の航空機を失っているが、ドローン部隊は急速に拡大している。中国DJI製の「Mavic(マビック)」のような民生用クワッドコプター(回転翼4つのドローン)は30mmや40mmサイズの小さな擲弾(てきだん)を投下し、FPV(ファースト・パーソン・ビュー、1人称視点)自爆ドローンはより大きいRPG(対戦車擲弾)弾頭を搭載できる。さらに、より重武装のマルチコプター(回転翼が複数のドローン)も求められており、ウクライナ軍はすでにさまざまなタイプを実戦に投入している。
ウクライナ軍が運用している重無人爆撃機は主に、輸入部品を国内で組み立てて作ったヘクサコプター(回転翼が6つのドローン)やオクトコプター(同8つのドローン)となっている。よく知られているのは「カジャン(ウクライナ語で「コウモリ」の意味)」と「バンパイア(吸血鬼)」の2つだ。これらは、ミハイロ・フェドロウ副首相兼デジタル移行相が中心になって進めている「ドローン軍」構想でも紹介されている。
フェドロウは先ごろ、ドローン軍がバンパイア270機を前線に送ると明らかにしている。バンパイアは15kgの積載物なら約6.5km、10kgの積載物なら約9.5km航続でき、名前のとおり夜間攻撃用に赤外線の暗視装置を備える。CNNのニュース映像では、82mm迫撃砲弾3発でロシア軍の戦車を撃破している。 E620カジャンも夜間攻撃用に最適化されていて、近距離攻撃用に爆弾を最大20kg運ぶことが可能だ。こちらも通常、2発かそこらの82mm迫撃砲弾を搭載するとみられる。
カジャンの価格は1万5000〜3万ドル(220万〜450万円)と小型軽量のマビックの10倍はするものの、はるかに手強い目標を攻撃できる。