Boomyの共同創業者でありCEOのアレックス・ジェ・ミッチェル氏に音楽生成AIの可能性と展望を聞いた。
AIで作った楽曲を配信。収益も得られる
Boomyは米国のニューヨークに拠点を置く、サービスと同名のスタートアップだ。CEOのミッチェル氏が、もう1人の共同創業者であるCOOのマシュー・コーエン・サントレッリ氏といっしょに創業した。ミッチェル氏は幼い頃から音楽を学び、ヴァイオリンなど弦楽器の演奏において才気煥発だった。YouTubeの黎明期から自身の演奏を動画で配信し注目を集める。ニューヨークの大学に進学後も音楽を学び、プロのミュージシャンとして活躍してきた。
さまざまなかたちで自身が愛する音楽と真摯に向き合ってきたミッチェル氏は、Boomyのサービスを起ち上げた動機を次のように語っている。
「Boomyは音楽の知識、楽器を演奏する経験を持たない方でも簡単に作曲を楽しみ、自身の作品をシェアできるサービスです。すべての人が音楽をつくることの喜びに触れられることが、AIを活用する音楽創作の魅力だと私は考えます」
ミッチェル氏は多くの人々が多様な視点から音楽に関心を持ち、日々触れ合う機会をつくることがBoomyの目的なのだと語る。
そのサービスにはPCやモバイル端末のブラウザからアクセスする。最初にユーザーアカウント登録が必要だ。メンバーシップは無料プログラム「Free」のほか、より多くの事ができるようになる有料プログラムの「Creator」と「Pro」の計3種類がある。