ゲームメディア「Kotaku」が関係者の話として報じたところによると、ノーティードッグは先週、業務委託契約の開発者を少なくとも25人削減する方針を社内に通達した。契約終了は10月末の予定で、関係者はそれまで人員削減について「口外しないよう圧力をかけられている」とのことだ。
ノーティードッグが開発中のマルチプレイ専用タイトル『The Last of Us Factions』が今回の人員削減に直接関係しているかどうかは定かではないが、同作はノーティードッグが現在優先的に取り組んでいるプロジェクトだ。Kotakuによると、同作は開発中止には至っていないものの「現時点では事実上凍結された状態」にあるという。
5月には、『Factions』の開発で障害が生じたことが報じられていた。報道によると、ノーティードッグの親会社であるソニーが最近買収した企業で、ライブサービスゲーム開発経験が豊富なBungie(バンジー)が『Factions』を精査したところ「プレイヤーを長期間にわたり引き付ける力に疑問」が生じ、プロジェクトの「見直し」につながったという。ノーティードッグも当時、急きょ発表した声明で、『Factions』に関する新たな情報を公表しない理由として、開発に「もう少し時間をかけることが最善だ」と説明していた。
ノーティードッグは、『The Last of Us Part 2』を2020年に発売して以降、『Factions』やその他の新プロジェクトにかなりの開発リソースを費やしてきた。(『Factions』以外に、未発表の新規IPタイトルを開発中であることもわかっている)