米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、ネットフリックスが俳優ストの終了後、広告なしプランの値上げを複数の国で実施する計画だと報じた。値上げはまず、米国とカナダで始まる可能性が高いという。値上げの幅や具体的な時期は不明。ネットフリックスの値上げは、2022年初以来となる。
米国では現在、広告なしの「スタンダード」プランが月額15.49ドル(日本では月額1490円)で提供されている。7月に最安の広告なしプランが廃止されたことから、現在利用できるプランは上記の「スタンダード」に加え、月額6.99ドル(月額790円)の広告付きプラン、月額19.99ドル(月額1980円)でUHD画質をサポートする「プレミアム」プランの計3種類となっている(編集注:日本には広告なしで同時に1台のデバイスでのみ視聴できる月額990円のベーシックプランも存在する)。
一方、米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは今週、傘下のストリーミングサービス「Discovery+」で、広告なしプランの月額料金を2ドル値上げし、8.99ドルにすると発表した。広告付きプランの料金は月額4.99ドルに据え置かれる(編集注:Discovery+は今のところ日本では提供されていない)。
ストリーミングサービスでは今年、同じくワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下の「Max」や「Peacock」「Paramount+」「Starz」、AMCネットワークス傘下の「Shudder」が相次いで値上げに踏み切っている。