運転中の防災対策もお忘れなく
ここまで自宅で被災した場合の準備について紹介してきたが、実際はいつ、どこで、地震が起きるかわからない。例えば、車の中で被災したら、どのように行動すべきなのだろう。
「乗車中に被災したら、まず道路の脇に駐車してください。サイドブレーキをかけてエンジンを止めたら、鍵をつけたままその場から避難してください。鍵をつけたままにするのは、警察や消防、自衛隊の方が車を動かせるようにしておくためです」。
ちなみに辻さんは、車の中にも避難グッズを常備している。その中身を紹介しよう。
・レスキューシート
・懐中電灯
・ランタン
・小型ラジオ
・簡易トイレ
・寝袋
・車内が暑くなってもOKなフリーズドライの味噌汁など
これらを小さめのバックパックに詰めて、常時ラゲッジスペースに置いてあるそう。加えて、出かけるたびに必ず、運転席と助手席には水を用意しておくそうだ。
日頃から車を運転する人なら、今すぐ備えておくべきだろう。
▶︎第1回 自宅の“備蓄水”、本当に足りてる?
▶︎第2回「風呂に水を溜める」はNG!
▶︎第3回 高くてマズイ非常食より「サッポロ一番 塩ラーメン」
(この記事はOCEANSより転載しています)