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2023.10.04 08:00

Vision Proの話題に隠れた「アップルのコネクテッドカー」の可能性

Getty Images

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アップルの待望のコネクテッドカーに関するニュースは、同社の次のフォーカスであるヘッドセット「Vision Pro」の後ろに隠れている。「アップルカー」に関する噂はここ最近静かだが、アップルが今でも自動車分野への参入を目指し、チームを立ち上げているという報告もある。

筆者は、アップルが自動車市場に参入するという噂が出て以来、それが実現することに懐疑的だった。しかし、ここ5年間で「プロジェクト・タイタン」と呼ばれるものに関連するリークがますます増加しており、何かが進行中であることは確かだ。

そんな中、ニュースサイトAxiosは7月に、ソニーとホンダの共同プロジェクトである「AFEELA」と呼ばれるコンセプトカーについて報じた。このプロジェクトは、アップルのコネクテッドカーと類似したコンセプトを持つのではないかと思われる。

ソニーとホンダの合弁会社が2025年に受注を開始し、2026年に米国で発売予定のこの車両は、きわめてスタイリッシュな電気自動車(EV)だが、それ以上に重要なのは、人工知能(AI)やAR(拡張現実)、VR(仮想現実)など、ソニーのテクノロジーとエンターテインメントのための新たなプラットフォームだということだ。 

この車は、ゲーム機を搭載し、前席と後席の乗員がそれぞれ映画を見たり、シンクロさせたりできる。さらに、顔認証でロックを解除し、ドアを開けることが可能で、車内のスピーカーは没入型の360度オーディオ体験を提供する。

AFEELAに関する記事の中で、筆者が注目したのは「車輪の上のコンピュータ」というフレーズだ。アップルは優れたコンピュータを作り、すばらしいアプリやサービスを生み出す方法を知っている。彼らはオーディオやビデオ、コミュニケーションを提供することが得意で、地図サービスも日々改良されている。
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編集=上田裕資

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