「体の底から力がみなぎる感覚を得られて自信がついた」(40代男性)
「周りのみんなに助けてもらった体験だった気がしました」(40代女性)
「生きることへの必死さを思い出せそう」(40代男性)
「もっと深いところの自分を見に行くことができそう」(30代女性)
参加者の声も幸せとか楽しいなどの表層的なものではなく、内面への深いアプローチをうかがわせる内容である。
「皆さん、本を読んでるだけじゃこれからのビジネスは乗り切れませんよ」と、山下は笑いながら次のように語った。
「というのも昨今、例えばビジネスで言えばMBAに代表されるような課題を分析して、論理に思考し、理性的な判断を下して解を導くようなやり方では解決できない問題が次々と出現しています。さらにAIの急速な進化に伴って必要なスキルは変化し、あらゆる外的スキルは淘汰されます。
今、最も必要なことは“内的スキル開発(Inner Develoment)”です。スタンフォード大学経営大学院の調査でも、リーダーが伸ばすべき最大の能力の筆頭に挙げられたのが自己認識力(Self Awareness)でした。
そのためにはやはりフィジカルな体験を通して、自分の身体に働きかける必要がある。頭でわかっていても、体験しなければ行動を変えることは困難。アイスバスのようなブレイクスルー体験を通して、既存社会のルール、価値観、生活習慣に縛られて制限してしまっている『本来の自分のポテンシャル』に気づき、それを最大限引き出し、皆で共有することで、人類の新しい叡智を紡ぎ出すことが必要なのです」
山下悠一◎1978年札幌生まれ、早稲田大学理工学部卒業後、アクセンチュアを経て2018年に古代叡智から最先端テクノロジーを融合し、人の内的成長と潜在能力を開発するヒューマンポテンシャルラボを設立し代表取締役に就任。
ヴェルステゲン・レンス◎1983年オランダ生まれ。グリーのエンジニア、アカツキ台湾 代表を経て、2020年にヒューマンポテンシャルラボの取締役に就任。ヴィム・ホフ・メソッド認定インストラクター。