3. 舞妓さんとのお座敷体験
芸妓さんや舞妓さんは、滅多に会えない存在だ。それでもひと目見たいと願って京都を訪れるのなら、思い切ってお座敷体験ツアーに参加するのがいい。八坂神社でガイドと合流し、祇園周辺を散策しながら、芸妓さんと舞妓さんの伝統文化が誕生した歴史的な背景を学んだ後、お座敷に向かう。京都五花街の1つである祇園東に所属する芸妓さんと舞妓さんの唄や踊りを楽しみながら、和食を堪能できる。ドリンクは、ビールや日本酒などが飲み放題だ。三味線を伴奏にした2つの舞と、芸妓さんと舞妓さんへの質問タイムに加えて、お酒を使った余興もある。
4. 浄住寺で座禅体験
古都京都には寺院が1600以上もあり、何度訪れても見切れないほどだ。しかし、知る人ぞ知る貴重な体験を求めているなら、ぜひ浄住寺に足を運んでほしい。黄檗宗の寺院である浄住寺は、京都の静かな住宅街にひっそりと佇んでいる。美しく整えられた苔の生える庭を抜けると、本堂に至る。そこで住職の藤岡芝山から、2部構成になった座禅の指導を受ける。
その後は、別館で精進料理をいただく。仏教の戒律にもとづいて、野菜や山菜だけで調理されるのが精進料理だ。心落ち着く庭を眺めながら、食事や住職との会話を楽しもう。
(forbes.com 原文)