駅から始まる「いきものGO」、大手鉄道4社の社会実装コンソーシアム

「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」

JR東日本スタートアップ、東急、小田急電鉄、西武ホールディングスは、4社共同で、スタートアップ企業の先進的な技術や課題解決のアイディアを社会実装まで昇華させることを目的とした鉄道横断型・社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」を9月21日に発足させた。

各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、およびグループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供し、4社の新規事業担当が連携して、今年度はNATURE(生物多様性/脱炭素/循環型社会)、MOVE(交通/物流/観光)、CULTURE(芸術/伝統/体験)、WELL-BEING(健康/幸福/コミュニティ)の4つのテーマのもとに、スタートアップとの共創による社会実装に取り組んでいくという。

第一弾の共創スタートアップは生物多様性ビッグデータから自然環境保全に取り組むバイオーム。

ネイチャーポジティブ* な社会の実現を目指し、スマホカメラで生き物を撮影するだけで名前を判定できる、いきものコレクションアプリ「Biome」内においてクエストイベント「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」を12月10日まで開催する。
* 企業・経済活動による環境への負荷を抑え、生物多様性を含めた自然資本を回復させることを目指す取り組み

参加者にJR東日本(中央線・青梅線)、東急線、小田急線、西武線の各沿線を巡りながら、アプリを使って楽しく生き物のデータを集めてもらい、各駅の所在地情報などと組み合わせて分析を行うことで、沿線の生物多様性の見える化を図る。またさらに、環境保全の基盤情報として活用する仕組みを構築し、自然資本の魅力を正しく維持・発信していくことで、生き物の価値を感じてもらいながら街への愛着を醸成し、沿線地域の価値向上につなげていく。
「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」

「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」の開催期間中(9月23日~12月10日)、アプリ「Biome」で、鉄道各社沿線エリアで生き物を探すクエスト* 17個が同時に配信される。

参加者は、クエスト達成を目指して生き物探しに挑戦し、クリアした参加者には抽選で各種賞品が贈呈される。
* Biomeに実装されている独自のゲーム機能で、テーマに沿って選定された対象の生物種を見つけ、写真を撮影・投稿することでクリアできる

また、各沿線で様々な連動イベントも開催される予定だ。

>> 「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」特設ページ

●「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」参加方法 1)「Biome(バイオーム)」アプリをインストールする 2)ホーム画面で「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」のバナーをタップする 3)「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」に(アプリ内で)参加する 4)クエスト対象の生物を撮影してアプリに投稿する 5)クエストをクリアしてバッヂを獲得すると賞品に応募ができる ※本イベントおよびキャンペーンは、Apple Inc.及びApple Japan Inc.とは一切関係ありません

●「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」参加方法
1)「Biome(バイオーム)」アプリをインストールする
2)ホーム画面で「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」のバナーをタップする
3)「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」に(アプリ内で)参加する
4)クエスト対象の生物を撮影してアプリに投稿する
5)クエストをクリアしてバッヂを獲得すると賞品に応募ができる
※本イベントおよびキャンペーンは、Apple Inc.及びApple Japan Inc.とは一切関係ありません


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写真=JR東日本スタートアップ 文=宇藤智子

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