OpenAIによると、このアップデートは月額20ドルのChatGPT Plusとエンタープライズ版のユーザーにまず提供され、間もなく全ユーザーに提供される予定という。
ChatGPTはこれまで2021年9月までのデータで訓練されていたため、最新の動向に関する問い合わせに答えを返すことが不可能で、一部のユーザーは不満を抱えていた。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先日、OpenAIがこれまでの約3倍の最大900億ドル(約13兆4000億円)の評価額で、既存株式を売却する可能性について協議したと報じていた。
ChatGPTのインターネットブラウザにBingが使われているのは、マイクロソフトの支援を受けたためと考えられる。WSJによると、OpenAIの49%を所有するマイクロソフトは、OpenAIが今年は10億ドル、来年はさらに数十億ドルの収益を見込んでいると投資家に語ったという。OpenAIは昨年11月のChatGPTのリリース後に収益を上げ始めた。
同社は、ChatGPTの有料プランと、開発者が自社のアプリや製品にChatGPTなどの同社の言語モデルを組み込めるようにするAPIサービスを通じて収益を上げている。人工知能(AI)の政府による規制を求めている同社のサム・アルトマンCEOは、2月のフォーブスの取材に対し、ChatGPTがグーグルのような既存の検索エンジンに取って代わるとは思わないが、AIシステムはいつかそうなる可能性があると語った。
(forbes.com 原文)