認証されたXプレミアムのユーザーは、新しいアプリやサービスを最初に利用できる可能性が高い。米IT系メディアのTechCrunchによると、Xのリンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者(CEO)は先月「万能アプリ」への移行の一環として、Xにビデオ通話機能が加わることを認めた。そして今、Xアプリの新しいコードから、音声通話とビデオ通話の両方が導入される見込みであることが明らかになっている。ただし、これらの機能はすべてのXユーザーには提供されず、プレミアムのユーザーのみが利用できるようだ。
こうした新たな事実は、テック専門家から投資家に転身したクリス・メッシーナがXアプリのコードで発見した。現在のところXのユーザーは、認証を受けたユーザー、フォローしている人、またはアドレス帳に登録されている人からの音声通話とビデオ通話の受信を選択できるようになるようだ。
現時点では、マスクの往々にして奇妙で一貫性のないツイートやXの経営により、マスクに対する見方はテスラやスペースXだけを経営していた頃よりも悪くなっている。
Redditはイーロン・マスクをどうとらえているかを問う非公式の世論調査を、マスクのツイッター買収後に実施した。
「イーロン・マスクに対して肯定的か、それとも否定的か」という質問に6400人が回答。そのうち、607人(9.4%)が肯定的と回答した。そして2000人(30.3%)がどちらでもなく、3700人(56.8%)が否定的だった(「イーロン・マスクとは何か」と尋ねた人が220人いた)。
この世論調査は非公式なものだが、1つの質問について統計的な分析を得るために2000もの調査を行う重要な世論調査と似たようなものだ。
マスクがXを有料化するかどうかにかかわらず、Xの将来が何らかの決済エンジンの上に構築されることは間違いない。
つまり、今後Xを何らかのかたちで利用する場合、追加された機能やアプリ、サービスを利用するためにXに支払いの手段を与えるという問題に直面することになる。
だが、往々にして物議を醸すマスクのツイートや、Xで何が許され、何が許されないかが日々変更される現在の方針を考えると、この質問に行き着く。
イーロン・マスクにクレジットカード情報や個人情報を託してXやその新機能を利用したいだろうか。
(forbes.com 原文)