「全裸」の英国恋愛バラエティ番組が米国でも配信開始、物議を醸す

『Naked Attraction』の司会を務めるアンナ・リチャードソン(Getty Images)

Naked Attractionの出場者は、6人の候補の中から相手を選ぶ。候補者は全員が全裸だが、モザイクは一切かかっていない。体が1カ所ずつ見せられていき、1カ所ごとに対象者が1人ずつ除外される(顔は最後に披露)。相手候補が2人になった時点で、選ぶ側もデートに行く相手を決める前に服を脱がなくてはならない(デートは着衣で行われる)。番組は2016年に英国で始まって以来、6シーズン放送され、すべてMaxのストリーミングで見ることができる。第7シーズンはチャンネル4で現在放送されている。
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Naked Attractionは、英国の開始時も、米国でMaxに配信された際も、視聴者の間にさまざまな苦情や戸惑いが生んだ。英国の多くの視聴者が、番組における裸の扱いについてOfcomに苦情を寄せた。米国のトーク番組The Viewのパネリストらは番組の衝撃的な特性について9月25日にディスカッションを行い、女優・コメディアンヌのウーピー・ゴールドバーグは「本当にこれを見たい人がいる?」と指摘している。

保守的監視グループのParents Television Councilは、「Naked AttractionはMaxのストリーミングに存在するべきではない、会社はこの搾取的ポルノ番組をただちに排除すべきだ」とMaxが同番組を追加したことを強く非難したと報じられている。「英国のメディア、 i(アイ)は、同番組は裸を放映する言い訳に過ぎないと指摘し、 テレビはここまで落ちたのかと非難した。Buzzfeed U.KはNaked Attractionが2016年にスタートした後、同様に番組を批判し「まったく愚かである」と評している。

The Viewの共同ホスト、アナ・ナバロを含む何人かが、Naked Attractionを米国のリアリティーショーであるNaked and Afraidと比較している。同番組は2013年からケーブルネットワークのDiscovery Channelで15シーズン放映された番組で、男女2人が全裸で野外でのサバイバル体験をする様子を追跡する。Naked Attractionと異なり、Naked and Afraidは裸の出場者にモザイクをかけている。
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forbes.com 原文

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