健康

2023.09.26

エアコンの嫌なニオイ対策、夏の終わりにやっておくべきこと

プレスリリースより

今年の夏も猛暑に見舞われたが、パナソニックの調査によると、8割の人が例年にくらべてエアコンの利用時間が増えたと答えている。夏に酷使したエアコンの正しい「夏じまい」の方法を確認しておこう。

パナソニックは、全国の20代から60代の男女を対象に「エアコン掃除に関する実態調査」を実施した(有効回答数558)。それによると、例年にくらべてエアコンの利用時間が増えたと答えた人は全体の76パーセント。そのうち「かなり増えた」は38パーセントを占め、増加率の高さがうかがえる。増えた時間数を地域別に見ると、上位から北海道が1日平均5.72時間、青森県が5.52時間、秋田県が4.46時間と、これまであまりエアコンに頼らずに夏を過ごせた涼しい地域で大幅に増えていることがわかる。

エアコンの運転時間が大幅に伸びているが、夏の間の掃除については、まったくしていない人が39パーセントもあった。冷房の季節の終わりにやっておくべきエアコンのお手入れ「夏じまい」を実行している人は6割とやや多めだが、4割は何もしてない。とくにエアコンを使い慣れていない地域のみなさんは、お手入れの重要性に気づいていないかもしれない。

夏中頑張ったエアコンの中を覗くと、カビが真っ黒に付着していることがある。エアコン内部は結露による湿気があり、吸い込んだ空気に含まれるホコリがそこに留まってカビが繁殖する。とくに注意すべきは、暖房の季節までの間に運転を休止する秋だ。汚れたままにしておくと、カビはさらに増える。そして寒くなって再びエアコンのスイッチを入れたとき、それが室内にまき散らされる。あの嫌な臭いキツくなるし、なによりアレルギーが心配だ。

パナソニックのエアーマイスター福田風子氏は、正しいエアコンのお手入れ方法を説明している。まずはフィルター掃除。掃除機でホコリを吸うか、汚れが強い場合は中性洗剤で洗ってよく乾かす。

運転後は、内部クリーン機能があればそれを利用して内部を乾燥させる。なければ、送風運転を3〜4時間行ってしっかり乾燥させる。

通風路、フラップなどに付着しているホコリをきれいに拭き取る。このホコリがカビの餌になるからだ。ただし、拭き掃除は目に見える部分だけ。

内部の掃除はNG。除菌剤やお掃除スプレーなどを使うと、中に残った洗剤が故障の原因になることがある。感電の危険もあるので、素人は絶対にやめておこう。「夏じまい」でいちばんいいのは、ちょっとお金はかかるが専門のエアコンクリーニング業者に依頼すること。このタイミングでしっかり掃除しておけば、あの気になる臭いも完全に取れるし、エアコンが長持ちするので損はないはずだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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