製品

2023.09.25 10:00

生成AIでAlexaの会話力も大進化、アマゾン幹部に聞く「日本導入の時期」

アマゾンがバージニア州アーリントンに構える第2本社「Metropolitan Park」

Fire TVがAIによる画像生成に対応

Alexaを搭載するAmazon Echoデバイスにはビデオつき音声通話に対応する製品がある。米国のほか英国や欧州諸国では、英語、フランス語など10カ国語ではビデオ通話の「リアルタイム翻訳字幕」が提供される。
advertisement

アマゾンのメディアストリーミング端末「Fire TV」シリーズの新製品は、ユーザーが撮影してアマゾンのクラウドフォトストレージに保存した写真に水彩画やサイバーパンクなどのアーティスティックなエフェクトをかけた「静止画像を生成」する機能が加わる。発表会の壇上にはFire TVの担当責任者であるダニエル・ラウシュ氏が登壇。Alexaがわずか数秒で写真に鮮やかなエフェクトを加える機能を実演してみせた。

Fire TVシリーズには、ユーザーが撮影した写真に「水彩画風」などのエフェクトを加える生成AIベースの新機能が加わるFire TVシリーズには、ユーザーが撮影した写真に「水彩画風」などのエフェクトを加える生成AIベースの新機能が加わる

残念ながらこれら3つのAlexaによる革新的な生成AI関連の機能は現在、日本に導入される時期の見込みも明らかにされてない。だが、日本でも近く使える機能がある。身体に障がいを持つユーザーも手軽にアマゾンデバイスを楽しめるよう、コンピュータビジョン(画像認識)を活かして、ユーザーが声やタッチ操作の代わりにデバイスに顔と視線を向けて操作する「Eye Gaze Mode」だ。アマゾンが独自のAIとさまざまなセンシングの技術を束ねて開発した、アクセシビリティ向上のための機能は年末までの日本上陸を予定している。
次ページ > Alexa対応のスマートグラス「Echo Frames」

編集=安井克至

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事


advertisement