東京ポップカルチャーの体現者
髪色にピンクを選んだのは、「アニメやマンガのキャラクターのイメージで、日本や東京のカルチャーを感じさせる色だから」(AMI)。「東京っぽい」と海外の人たちに形容されることについて、「ハイブランドとストリートブランド、モードとビンテージを自由にフラットにミックスするセンスが東京っぽさであり、AMIAYAらしさだと思っている」(AYA)と語る。コロナ禍に発信した「勝手にオフランウェイ」企画も、ミックス感を意識した企画だった。ファッション×東京をコンセプトに、もし海外に行けていたらどんな装いでショーに訪れたのかをSNSに投稿した。十数ブランドのプレスルームを回って服を借り、渋谷の交差点や亀戸天神、品川の線路脇や下町など、東京のランドマーク的な場所で撮影し発信。
AMIAYAが被写体になることで化学反応が起き、東京の各所が、日常と異世界が混ざり合った、懐かしいけど新しい、新感覚のビジュアルとして仕上がった。
そんなふたりは最近、#lovefashion_loveyourself のハッシュタグをつけて投稿している。それは「多くの人に、ファッションを通じて表現する楽しさを伝えたり、人生に喜びや彩りを提供し、ファッション界に貢献していくことこそが、人生のテーマ」(AMI)だから。
「自分たちが纏うことで、日本のブランドや着物、アニメといったカルチャーを世界に運び、その魅力を知ってもらう架け橋になりたい」(AYA)。
あみあや◎1988年生まれ。静岡県浜松市出身。姉のAYA、妹のAMIの双子ユニット。モデル、ファッションインフルエンサーとして世界で活躍。「jouetie」のクリエイティブディレクターを13年にわたって務める。
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