Bardの製品開発ディレクター、ユーリ・ピンスキーの発表によると、Bardは「エクステンション」を通じてGmailやGoogleドキュメントといったグーグルのアプリケーションに組み込まれ、ユーザーはこうしたアプリを利用しながらBardと共同作業ができるようになった。
Bardは一度の会話で、複数のアプリにアクセスできる。例えば、旅行の計画を立てる場合、BardはGmailをチェックして最適な日程を確認した後、フライトとホテル情報を収集し、Googleマップで空港までの道順を示し、旅行中におすすめのアクティビティーを紹介するYouTube動画を表示する。複数のユーザーがリンクを通じて同じBardのチャットを共有し、追加の質問をすることもできる。
また、AIチャットボットがでたらめな情報を出力する「ハルシネーション(幻覚)」という現象に関する懸念に対処するため、Bardの応答をインターネット上の他のソースと照らし合わせて信ぴょう性を確認できる「Google it」ボタンを追加した。(編集注:この機能も今のところ英語のみ対応)
グーグルは、マイクロソフトが支援するOpenAIのAIチャットボット「ChatGPT」と激しい競争を繰り広げている。OpenAIは半年前、ChatGPTがエクスぺディアやOpenTable、Instacartといった他社サービスにアクセスすることを可能にするプラグインを発表していた。
(forbes.com 原文)