食&酒

2023.09.21 12:30

今はもう味わえない懐かしのたこ焼き プロゲーマー東 佑丞の推しメシ

プロゲーマー東 佑丞の推しメシは、豊中市・岡町商店街にある「とくや」のたこ焼き(写真はイメージ: Getty Images)

唯一、中学1年生の時に家族の誕生日に行った食べ放題の焼肉は、人生で一期一会の美味しさだったという。
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「ふと、めっちゃお腹が空いている時に食べる焼肉は、超うまいはず、と考えたんです。そこで、すぐさま断食を開始!これが思ったよりキツくて。水だけ飲んで、1日目ですでに飢えてました(笑)。でも人間の体ってよくできているもので、断食が続くと体内に蓄えた脂肪分を分解して、エネルギーを補うんです。

2日経ったあたりから急に空腹感が収まり、楽になってきて。でも、お腹が減っている状態になりました。そんななか迎えた焼肉食べ放題の当日でしたが、恐らくそれまで生きてきたなかで、最も美味しかった食事だと記憶しています。今度焼き肉を食べに行く時は、3日間、断食に挑戦してみようかな(笑)」

たこ焼き、携行食、焼肉と、ユニークな体験談とともに食のクロニクルを披露してくれたが、残念なことが発覚したそう。

「この推しメシの取材オファーを受けた時に、私の原点である『とくや』にずっと行っていなかったなぁと思って調べてみたら、昨年の4月で閉店していました。もっと色んな人に知って食べてもらいたかったたこ焼きでしたが、今はもう叶いません。そんな時に考えたのが、いつもと違う道やお店など、ちょっとした出会いが、思いがけず自分を変えるきっかけになるということ。偶然が必然になり、世界が広がっていく。案外、食とビジネスは、似ているのかも知れませんね」

文=中村麻美

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