音楽

2023.09.20 09:30

テイラー・スウィフトの「ツアー映画」にグラミー賞獲得の期待

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テイラー・スウィフトのツアーの模様を収めたドキュメンタリー映画『Taylor Swift:The Eras Tour』が、全米のAMCとシネマークの劇場で10月13日に公開される。この映画は、大ヒットが確実視されており、オープニング週末の興行収入はすでに1億ドル以上と予測されている。スウィフトは映画でも大成功を収めることになりそうだが、彼女へのご褒美はそれだけでは終わらない見通しだ。
 
この映画は、スウィフトにグラミー賞の最優秀音楽映画賞(Best Music Film)を与えるかもしれない。1980年代に導入された最優秀音楽映画賞はこれまで、優れたコンサート映画やドキュメンタリー作品に与えられており、スウィフトのツアー映画も最有力候補になるはずだ。
 
この賞の選考対象となる作品は、劇場での公開や一般向けの販売、テレビ放送やストリーミング配信のいずれかが、選考対象期間内に行われたものに限られる。『Taylor Swift:The Eras Tour』は、全米で劇場公開されるため即座にその対象となるが、ここで注意したいのは、この作品がノミネート作品にカウントされるのが、しばらく先になることだ。
 
2024年3月10日に授賞式が行われる第66回グラミー賞は、2022年10月1日から2023年9月15日の間にリリースされた作品を選考対象としている。つまり、スウィフトの映画は来年のこの賞の候補にはならないのだ。その代わり、2025年の最優秀音楽映画賞の有力候補となる可能性が高いが、スウィフトと彼女のチームはこの件に関して口を閉ざしている。
 
スウィフトは来年のグラミー賞で音楽映画賞は逃したとしても主要部門を独占し、ポップ部門やカントリー部門での受賞も期待されている。彼女は、年間最優秀アルバム賞や最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞を含む、最も大きな栄冠のいくつかを手にすると見られている。
 
forbes.com 原文

編集=上田裕資

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