『バービー』は、7月21日の公開以来、米国内興行収入6億2600万ドル(約925億4000万円)を記録し、2012年の『アベンジャーズ』の6億2300万ドル(約920億9000万円)を抜き、歴代米国映画興行収入トップ10入りをうかがえる位置に来た(Box Office Mojoより)。
『バービー』は『死霊館のシスター2』『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』『イコライザーTHE FINAL』『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング3』に次いで週末興行収入第5位となり、9週連続でトップ5入りを果たした。
アベンジャーズを追い越したことは、グレガ・ガーウィグ監督の映画『バービー』に対して、続々と寄せられ続ける賞賛の中での最新のものだ。『バービー』は8月に『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を追い越して今年の最高興行収入映画となっていた。
この映画はワーナーブラザースの米国内最高興行収入作品、そして非スーパーヒーロー映画や続編としては最大の国内オープニングとしての記録も持っている。そして、ガーウィグを国内興行収入での歴代最高の女性監督に押し上げた。
Box Office Mojoによると『バービー』は現在、いくつかの国で上映禁止になっているにも関わらず、世界興行収入で14位となる14億ドル(約2069億2000万円)を達成している。ベトナムでは、南シナ海での中国の領土主張を示す地図を掲載したことで禁止され、クウェートでは映画が『クウェート社会と公共の秩序に異質な考えや信念を促進している』として禁止され、アルジェリアはバービーを上映停止にした理由を明らかにしていない。
2728万4482ドル(約40億3260万円)。これが『バービー』が米国内興行収入トップ10に入るために必要な金額である。