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2023.09.29

「あるべき未来をクラウドでカタチにする」 最先端の技術をキャッチアップして顧客企業のビジネスを支える

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「コンピュータ技術は変革が速く、あっという間に陳腐化します。ですから、つねに最先端の技術をキャッチアップして、自分たちの価値を高めていく必要があります」

フレクトの黒川幸治・代表取締役CEOは、こう語る。

2005年に創業したフレクトは、企業のデジタルトランスフォーメーションを最先端のクラウド技術で支援するマルチクラウドインテグレーターである。企業のニーズに応じて、複数のクラウドサービスを組み合わせてアプリケーションを開発するという特色を持つ。

その源をたどると、東京・渋谷を拠点に活況を呈したITコミュニティ「ビットバレー」に端を発する。当時、大学生だった黒川氏は、知人の誘いでビットバレーの集まりに参加し、新しい技術を使って世の中を変えようという起業家たちの熱気に圧倒された。

決してコンピュータに詳しいわけではなかった。当時は歴史を専攻する学生で、将来の夢は考古学者。それが、真逆と思える最先端技術を追うことになったのはなぜだったのか。

「簡単に言うと、コンピュータ技術やITビジネスに大きな将来性を感じたのです。それが原点です」

その後の行動は速かった。プログラミングなどのスキルをもつ仲間の協力を得て、大学の部活動やサークルのホームページを作ることからビジネスをスタートさせたのである。

「掲示板でコミュニケーションできますよ、とアピールして集客し、広告でマネタイズしようという戦略でした。聞こえ良くいうと、いまのFacebookみたいなものをやりたかったのです。ですが、なかなか収益性が上がらず、一旦は頓挫することになりました。ただ、その時はメンバーもいたので、稼がないといけない。そこで、企業のシステム開発の請負を始めたのが前身の会社です」

エンジニアは価値を生み出す専門家だから
彼らが輝けるような会社にしたい

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このように学生起業家としてビジネスをスタートし、卒業のタイミングでもそのまま続けることを決めた。

初期のフレクトの基盤を作ったのは、リクルートが展開する消費者向けサービスのWEB・モバイルアプリケーション開発だった。

「知人の紹介で接点をもつことができたのですが、大手のシステム開発会社に比べて、機動性があることが評価されたようです」

このようにシステムで企業のビジネスを支えるB2B企業として、フレクトはクライアントのニーズに応え、成長の軌道に乗った。

黒川氏は、事業への思いをこう語る。「エンジニアは価値を生み出す専門家なので、本来はみんながやりたくなる仕事であるべきだと思っていますし、エンジニアが輝けるような会社にしたいと考えています」

18年の会社の歩みの中で、大きな節目は2つあった。1つはリーマンショック後、2009年にクラウドによる開発を取り入れたこと。2つ目は、2015年に外部資本を入れたことだ。

マルチクラウドによる開発を取り入れたことで、単一のデジタルサービス開発にとどまらず、複数のデジタルサービスを開発し、それらを束ねてビジネスモデル全体の変革を支援することが可能になった。それは、フレクトの競争力の源泉と言える。

一方、外部資本の導入については葛藤もあった。

「それまでは、小規模で大きく成長はしなくても、みんながいい仕事ができればいい、という考え方でした。そのため、キャパシティの問題で激増するお引き合いをお断りするという状況に直面したのです。ステークホルダーに対して幸せを提供し続けよう、というのが会社の基本的な考えですから、この社会の要請に応えなくていいのだろうか、と葛藤しました。そして、成長戦略を取るかどうかという選択に対して経営陣で議論を重ねた結果、社会への価値提供を拡大していくべきだろうと決意し、最終的には外部資本を入れ成長を目指していくこととしました。」

成長戦略を選んだフレクトは、強みとする顧客接点のアプリケーション領域をマルチクラウドによって深掘りし、最先端の技術をキャッチアップしながらIo T、AIへと展開。さらに、コネクテッドカーの開発経験を生かした「ドライバー働き方改革クラウドCariot(キャリオット)」という新規事業も手がけるなど業容を拡大した。そして、2021年12月には東京証券取引所マザーズ市場(現・グロース市場)に株式を公開している。

4つのウェイを軸に
当事者意識を持つことが大事

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最先端の技術動向を追うフレクトは、理念やビジョンを大事にする企業でもある。

「インターネットを通じてみんなの人生満足を追求する」をミッションとし、「あるべき未来をクラウドでカタチにする」というビジョンを掲げる。それらをベースに、社員が共有する行動指針として「お客様の信頼を積み上げる」「チームの成功にこだわる」「仕事や学びを通じて育み合う」「家族に誇れる仕事をする」の4つをウェイ(バリューに相当)とする。

「エンジニアが中心の会社ですから、社員の多くは『○○の技術を使いたい』と考えて入社します。ただ、それだと手段ベースなので、会社がやっている事業の本質的な目的を言語化する必要がある、と考えました。それで、理念をきちっと作り直したのです」

理念を日々の行動に落とし込み、「その実現のために、どのように行動すればいいか」を言語化したのが、先に挙げた「4つのウェイ」である。

それは単に掲げられた言葉ではなく、例えばマネジメント層から情報を下ろす時にウェイ、ミッション、ビジョンを入れたり、事業部によってはSlackで毎朝メッセージに織り込んで発信する。そのように繰り返すことで、理念の言葉は、社員にとって自分ごとになる。

「我々はつねに学び続けることを大事にしていますが、ウェイやミッションを明確にすることで、『新しいこの技術にトライしていきましょう』というように、意思決定の軸になるのです」

フレクトが求める人材は、技術については一定の基準を満たす必要があるが、同時に重視しているのが仕事に取り組むスタンスだ。

「相手にサービスを提供するので、スタンスがとても大事です。『ウェイ』に共感ができるかどうか、ということでもありますが、ややもするとエンジニアは、お客様に言われたことしかやらない、ということになりがちです。ただ、お客様はビジネスのプロではあるけれど、ITについては知見が薄いから我々に依頼してくる。

だから、『お客様の課題を考えるとこういう世界観をつくるべきです』と専門家として提案していく必要があります。それには、クライアントの課題を当事者意識で考えられるかとか、お客様により良いものを出してあげたいという思いでプロアクティブに発信できるかというスタンスが大事で、そこが他社との違いになっていきます」

フレクトという社名の由来は、「Flecto」というラテン語で「物事を変えていく」「船の航海」という、前を切り開くイメージの言葉であるという。共に働く人材について求めるのは、新しい技術を学ぶ意思を持ち、それによって道を切り開いていく姿勢。そのポテンシャルさえあれば、学びの機会はふんだんに用意されている。

「入社1年目でもチームリーダーを任せる例があるように、チャレンジの機会は多いし、みんなが成長を支援します」

エンジニアが輝けるような会社にしたいという黒川氏の思いは、いまも変わっていない。

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Promoted by フレクト | text by Toshihiko Masugi | photographs by Shuji Goto | edit by Mao Takeda

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